2016年12月30日~2017年1月2日:パリ、ディズニーランド、カフェ
2016年8月末からオランダに留学しています。今回は、パリへの旅行について。
クリスマス休暇
12月23日頃には授業は全て終わり、クリスマス休暇に。
寮の友達も、大半は自分の国へ帰っていきました。
帰ると言っても、故郷へ帰る人もあれば、家族と過ごすために他の国へ旅行する人もいました。
僕は、とりあえずクリスマスにはどこも行かず(行けず)、家と図書館で勉強することになりました。
ただ、クリスマス・イブのあたりにぎっくり腰になってしまい、一日くらい動けませんでした。
日本からもってきていたロキソニンを飲んだり、地元の薬局で薬を飲んでなんとか乗り切りました。
パリへ
本来は、クリスマスに友達と旅行へ行くつもりだったのですが、予定の変更などがあり、大晦日にパリへ行くことになりました。
ネパール人の友達とナイジェリア人の友達、3人で深夜バスに乗ってパリへ行くことに。
まず、グローニンゲンからアムステルダムへ行くことになりました。2時間と少しかかります。
アムステルダムへ着いてからも、30分くらいかけてバスの停留所へ。
バスの停留所へ行くまでに、立ち喰い(?)のパスタを食べて腹ごしらえ。カルボナーラはとてもおいしかったです。
バスの中では、ネパール人の友達が、10年ほど前にあったネパールの革命について話してくれました。全然知らない話ばかりでした。
バスの席は、初め、二席を1人で座っていたのですが、急に隣におっちゃんが座ってきたので、そこからは全然眠れなくなりました。しんどかったです。
まったく眠れないので、とりあえずPodcastに入れておいたラジオを聞いたりしていたら、いつの間にか寝ていて、起きたらディズニーランドに到着。
初めてのディズニーランド
実は、東京のディズニーランドに行ったことがなかったので、これが初めてのディズニーランド。「パリのディズニーランドしか行ったことない」と言えるのは、なんだかかっこいいですね、ミーハーですが。
いざディズニーランドに着いたわけですが、雪が積もるほどで、とても寒かったです。この写真では雪が積もってることがわかると思います。ちなみに、奥に見えるのは『トイ・ストーリー』のウッディとバズ・ライトイヤーです。『トイ・ストーリー』すきなもので(『トイ・ストーリー3』は泣きました)。
「あまりに寒いので外にいたくない…疲れてるし、とにかく休憩したい…」とか思ってたら、一緒に行っていたナイジェリア人の友達から「早く乗るぞ!」と急かされましたが、僕は「いや、まずは休憩しとくわ…」と言い、とりあえず離れ離れに。
ここで気づいたのが、ディズニーランドにはWifiがなく、お互いに携帯が使えない状態でした。痛恨。ここからしばらく合流できませんでした。
そこで、一緒に行動することになった中国人の二人組とディズニーランドを回ることに。このツアーで初めて出会ったわけですが、楽しい方たちで、親切にしてくれました。
なんやかんやディズニーランドを楽しんでいたら、やっと夕方くらいにナイジェリア人の友達と遭遇。この時間の自分は、さすがに元気が回復していたので、彼についていくことに。
「タワー・オブ・テラー」という、(たぶん)目玉アトラクションに乗りました。
ジェットコースターとか苦手なので、けっこう怖かったですが、かなり楽しかったですね。
あと、感動したのは、ディズニーショーを見たことです。『ライオンキング』とか、『アナと雪の女王』のキャラクターたちが歌い踊るショーです。
『アナ雪』のテーマソングを、きれいなドレスを着た女性が歌うのですが、ものすごい盛り上げ方に比べて「意外とあんまり歌うまくないな…」という感想でした。なんかすみません。あまりに聞き慣れているので、どうしてもオリジナル版と比べてしまいました。
でも、観客の盛り上がり方とかも含めて、すごく感動的で、ショー自体はとても素晴らしかったです。子どもたちがめちゃくちゃ盛り上がってたのも、見ていて微笑ましかったです。
なんやかんやでカウントダウンの花火とかも見て、やっとホテルに戻った頃は夜の2時。めちゃくちゃ疲れました。
新年早々、怒涛のパリ観光
1月1日、起床したのは12時頃。
いろいろ準備してホテルを出たのは13時頃で、また、ナイジェリア人の友達に付いて行って観光へ行くことに。
今回の旅行自体、熱心に誘ってくれた彼に付いていくことから始まったので、基本的には旅行情報を自分では調べていません。
その彼はフランス語が少し話せるので、いろいろと連れて行ってくれました。
凱旋門、エッフェルタワー、なんか有名らしい建築物…。
数時間の間で回りまくりました。
しかし、凱旋門へ行ったころに、右足のくるぶしがめちゃくちゃ痛くなり始めました。
歩き過ぎで足が痛くなったしまったわけですが、なんというか、そういうレベルではなく、本気で痛くなってきてしまいました。結局、この後、2週間ほどずっと痛かったです。
足を引きずりながら、エッフェルタワーへ行ったのは辛かったです。
CAFE&BAR ”Le Sanseveria"
一番印象的だったのは、パリでふらっと入ったカフェ&バーです。下にリンクを貼っておきます。
あまりに寒いのでカフェに入ったわけですが、そのカフェがなんとも素晴らしかったです。
ホットチョコレート
まず、ホットチョコレート(ココアみたいな飲み物)を飲みましたが、今まで飲んだなかで一番おいしいホットチョコレートでした。本当に美味しかった。
ケーキセット
あと、ケーキとコーヒー(アメリカン)も頼みました。
チーズケーキにブルーベリーソースをかけて食べました。信じられないくらいおいしい。コーヒーも本当においしかった。
大げさではなく、友達と二人で感動しながら食べました。
ただ、二人で4000円くらいかかりました。会計の時は正直、ビビりました。
全般的に、パリはすごく楽しかったですね。
博物館とか美術館とか行ってないので、また必ず行きたいですね。
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図書館に閉じ込められたり、たこ焼きを作ったり、ローグワンを見に行ったり…。
2016年に見た映画をまとめてみました。長いですが、2016年ベスト5だけでも見てください。
2016年に見た映画:計85本の感想とベスト5
2016年8月末からオランダに留学しています。今回は留学のことには関係ありませんが、2016年に見た映画を振り返ってみたいと思います。結構長くなりました。
では、どんどんいきます。一応、映画館で見たものは下線を引いています。あと、あんまりダラダラ書くのも嫌なので、とくに面白かったものやオススメの映画は、タイトルの文字を大きくしています。
1月:7本
クリード チャンプを継ぐ男(2015,アメリカ):ベスト・オブ・ベスト。チャンピオンでしょう。
コーマン帝国(2011,アメリカ):B級映画監督であるロジャー・コーマンを描いたドキュメンタリー。
戦慄怪奇ファイル 超コワすぎ!FILE-01 恐怖降臨!コックリさん(2015,日本)
戦慄怪奇ファイル 超コワすぎ!FILE-02 暗黒奇譚!蛇女の怪(2015,日本)
ストレイト・アウタ・コンプトン(2015,アメリカ):映画館の音響がよくて、NWA「ファック・ザ・ポリス」のライブシーンはぶち上がります。
あの娘、早くババアになればいいのに(2014、日本):アイドルってなんだろう?と考えさせる一作。
ブリッジ・オブ・スパイ(2015,アメリカ):冷戦時代。アメリカ、ソ連でそれぞれ逮捕されたスパイを交換しあうということがあった。歴史的には、「スパイ交換をきっかけに、冷戦はデタント(雪解け)の時代に入る」というような解説がなされる。しかし、その裏にはアメリカ人弁護士ドノヴァンの知られざる奮闘があった。彼はアメリカ的の理念や正義を体現した人であった。
これを見て思ったのは、冷戦は本当に「アメリカの民主主義的生活様式を守る戦い」だったんだなあと(参考:
冷戦 -- アメリカの民主主義的生活様式を守る戦い (有斐閣Insight))
そして、現代に、こういう映画をきちんと作れるスピルバーグ監督はやっぱりすごいです。「理念とか正義なんてどうでもいいだろ?」と言われたドノヴァンが、ブチ切れるシーンは見もの。「我々、移民出身者がアメリカ人であるというのは憲法に忠誠を誓う、ということでしか担保されない。だから、てめぇ正義とか理念がどうでもいいとか絶対言うなよ」と迫力満点に怒る。ここは本当に感動的なシーンでした。
40男のバージンロード(2009,アメリカ):ほんと、こういうコメディ映画を見ると、なんとも爽快な気分になって数日間はハッピーでいられます。ポール・ラッド演じる主人公に感情移入しまくって、「わかる、わかるよ」という気持ちで見てました。
2月:17本
平成狸合戦ぽんぽこ(1994、日本):民俗学の授業で観賞。見たことはありましたが、改めてみるといろいろ発見が。ラストシーンのたぬきの慟哭、泣きました。
7番房の奇跡(2013、韓国):韓国映画といば「バイオレンスアクションがすごい」みたいなイメージですが、実は、こういう人間の機微を描いた映画もいいものが多いです。僕はけっこうそっちが好きだったりします。社会問題をエンターテイメントに昇華させつつ、問題提起もしている傑作ですね。『アイ・アム・サム』が好きな人は楽しめるのではないかと思います。
大災難P.T.A.(1987、アメリカ):ジョン・ヒューズ監督。しみじみといい映画でした。
台風クラブ(1985、日本):相米慎二監督。『惡の華』とかが好きな人は楽しめるんじゃないかな。僕はめっちゃ楽しみました。
ラヴレース(2013、アメリカ)
ザ・ウォーク(2015,アメリカ):ジョセフ・ゴードン=レヴィットくん好きです。予告編からは想像できないくらい面白くて、2016年ベスト映画のひとつですね。
ポカホンタス(1995、アメリカ):アメリカでは有名な建国神話らしいです。
アニメで読む世界史〈2〉を副読本に見ました。この本自体もおすすめですね。
リアル鬼ごっこ(2015,日本):園子温ということで、かなり期待していたが…。もっともっとナンセンスなものを期待したが、それはそれで難しいことなんだなと認識しました。
ファイナル・ガールズ 惨劇のシナリオ(2015,アメリカ):三宅隆太監督のオススメで観賞。低予算ながら、作り手たちの愛が伝わってくる良質なホラー映画でした。
参考:ウィークエンド・シャッフルで語った三宅隆太監督 2015映画ベスト - NAVER まとめ
ヤクザと憲法(2015,日本):実在の暴力団の中に入って作られたドキュメンタリー。組長が「わしらに人権認めへんかったら、選挙権も何もかも奪ったらええねん」というシーンがあって、強烈な言葉だなと思いました。2016年に見たドキュメンタリーの中でも出色の出来でした。
ピッチ・パーフェクト(2012,アメリカ):見る前から「自分はこの映画をたぶん好きなんだろうな」と思っていましたが、その予想を遥かに上回ってきました。アメリカの大学のアカペラグループを描いた本作は、まずはアカペラ描写の本物感だけで圧倒されます。アカペラが盛んな日本でも作ってほしいですね。
サンドラの週末(2015,フランス・ベルギー):勇気をもらいました。僕はサンドラの側に立ちたい。「公正」とか「正義」とかは、こういう個人の一瞬一瞬の実践でしか担保されていかないというか、その場その場の行動が大事なんだなと。(参考:日の光のほうへ歩く~公正のために戦う『サンドラの週末』 - messy|メッシー)
マイ・インターン(2015,アメリカ):自分の周りにいる、将来すごいキャリアを積んでいくであろう女子たちがみんな絶賛していたので、気になって観賞。ロバート・デ・ニーロ、いいっすね。アン・ハサウェイは忙しすぎて、もうちょっとワークシェアリングをしてあげてほしいなと思いました。あと、アン・ハサウェイ夫婦の問題は、実は根本的に解決していないと思います。「その辺も難しいな~どうしたらいいんだろ~」とか想像しながら見てました。
インサイド・ヘッド(2015,アメリカ):ピクサー、毎回凄すぎでしょ。
ゴッドタン キス我慢選手権THE MOVIE2 サイキックラブ(2014,日本):劇団ひとりすごい。
オーバー・ザ・トップ(1987、アメリカ):「宇多丸のウィークエンド・シャッフル」のスタローン特集を聞き、その中で時代劇研究家の春日太一さんが激賞していたので。実際見ると、お父さん役のスタローンが息子に「父ちゃん、腕相撲つよいんだぞ!」ってなわけで、腕相撲の世界チャンピオンに挑むという話だけなのに、めちゃくちゃ素晴らしい映画でした。激アツでした。新たなスタローンの魅力に気づいた。
コブラ(1986、アメリカ):アメリカン・ヒーロー期(コンバットREC氏命名)のスタローン刑事、とにかくめちゃくちゃで面白かった。邪魔な車をバンパーで押しのけたり、絡んできたチンピラの服をビリビリに破いたり。面白すぎでしょ。
3月:13本
6年愛(2015、Netflixオリジナル、アメリカ):これはリアルだわ…。
息もできない(2008、韓国):ヤン・イクチュン監督作。これはすげーわ。主人公が暴力を振るう理由が単純に過ぎるかなとも思ってのですが、ストーリーの中心なので難しいですね。
俺たちニュースキャスター(2004、アメリカ):岩手に行くまでの電車の中で、Amazonプライムでダウンロードしておいたものを見ました。さすがウィル・フェレル主演なので、やはり面白かったです。
ウォールフラワー(2012,アメリカ):上に同じく。これは新しい青春映画の傑作なんじゃないかな。また近いうちに見返したい。みんな大好きなエマ・ワトソンが出ています。主人公の文学青年が、エマ・ワトソンに本をプレゼントする感動的なシーンがあるのですが、エマ・ワトソンはその後俳優業を1年休止して、フェミニズムに関する本を読むというプロジェクトをやっていたので、そこともちょっと繋がりますね。
マネー・ショート 華麗なる大逆転(2016,アメリカ):新宿のTOHOシネマズにて。正直、途中からついていけない部分もあったけど、かなりブラック・ユーモアが効いていて面白かった。でも、この邦題は違和感あるなあ。そんなに気持ちいい話ではない。
トラック野郎 御意見無用(1975、日本):猥雑で雑多。鈴木則文監督、最高ですね。菅原文太・愛川欽也のW主演。大好きなシリーズです。
クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ栄光のヤキニクロード(2003、日本):めちゃ笑いました。
ヘイトフル・エイト(2016,アメリカ):ちょっとモヤモヤが残る。残酷描写が凄まじくて、かなりショックを受けた。
26世紀青年(原題:IDIOCRACY)(2006、アメリカ):そりゃあ、トランプも当選するわな。
ある優しき殺人者の記録(2014、韓国):白石晃士監督が韓国で撮ったフェイク・ドキュメンタリー。もはや巨匠と呼んでいいのでは。『素晴らしき哉、人生!』が好きな人は好きだと思います。
ロブスター(2015,アイルランド・イギリス・オランダ・ベルギー):近未来SF。結婚するパートナーを見つけられなかったら、動物にされてしまうという設定。主人公たちはそれに反旗を翻すのだけど…。クライマックスなんかは白石晃士『超コワすぎ!FILE-02』にも通じるところがあって、かなり心を揺さぶられた。
殺人ワークショップ(2014,日本):白石晃士監督。名言連発で、面白すぎた。
ドライヴ(2011、アメリカ):スタイリッシュ。
4月:6本
マジカル・ガール(2016、スペイン):これはめちゃくちゃ圧倒されました。今年のベスト候補です。
ギャラクシー・クエスト(1999,アメリカ):最高に元気が出る映画。
ランボー(1982):昔見たことあるような気もしましたが、いざ見始めると初めて見たことがわかりました。ベトナム帰還兵の苦悩を、スタローン演じる無骨な男を通じてうまく描いているとおもいます。
ピッチ・パーフェクト2(2015,アメリカ):1よりはちょっと落ちるかな。それでもめちゃくちゃ楽しめましたが。とにかく、このシリーズは大好きなんだと実感。
恋におちて(1984,アメリカ):「午前十時の映画祭」にて。デ・ニーロとメリル・ストリープ主演。
ローラーガールズ・ダイアリー(2009,アメリカ):家で見た映画では2016年のベスト候補。ドリュー・バリモア監督。ドリューさんは第一級の映画人です。
5月:1本
スポットライト 世紀のスクープ(2015,アメリカ):一番の見どころは、教会へ通う子どもたちに対して、神父たちが性的虐待をしてきた事実を暴くところ。ただ、その描き方は地味だけど着実なものです。神父たちの経歴を載せた本を見つける…ってだけなんですね。
1 問いを立てる(仮定をたてることもあり)
2 「探せばあるはず」の資料に当たりをつける
3 ひたすらリサーチ 文献・資料を探しまくる+インタビューを行う
4 資料が見つかれば、問いの検証へ。見つからなければ、1へ戻る。
(あとは、1-4を繰り返し)
この過程が忠実に再現されていて、調査報道ってこうやって行われるんだと納得。
あと、神父ひとりひとりを弾劾するのでなく、システム全体を把握して追求しようって視点は面白かった。この視点がないと、おそらく無視されるか葬り去られてたのではないか。
6月:4本
ビッグ・リボウスキ(1998,アメリカ):コーエン兄弟の傑作。「見逃していた映画を見よう」シリーズとして。
デッドプール(2016,アメリカ):アメリカのスーパーヒーロー映画にはおそらく(?)珍しく、残酷描写とか凄まじくて目を背けたくなることが多々あった。あと、主人公が観客に話しかけてきたりするのも新鮮で面白かった。
こういう仕掛けが面白いのはそうなんだけど、なにより、結構きちんとした恋愛映画だったのが新鮮だった。例えば、ヒロインは娼婦をしていて、どうやら暗い過去を抱えてるらしい。主人公自身も暗い過去を抱えてることはさらっと描かれるんだけど、お互いにその点を詮索しはしなくて、カラッとしていて見てて気持ちいい。逆に、敵は娼婦であることをわざわざ言ってきたり、バカにしたりする。そういうオヤジはクソだし、説教したりするやつはダメってことですね。
FAKE(2016,日本):森達也監督作。佐村河内守を描いたドキュメンタリー。めちゃくちゃめちゃくちゃ面白かった。これまで見たドキュメンタリーの中でも、1・2を争う面白さでした。
うまく伝えられないんですが…特によかったのは、佐村河内氏が豆乳をグビグビ飲むシーンですね。わけ分からないと思いますが、ほんとにこのシーンが最高なんです。他にも、猫、ケーキ、コーヒー…等がよかったですね。映画館では友達と爆笑してしまいました。本当に笑えますし、一級品のエンターテイメントです。
そして圧巻のラスト12分。
これは佐村河内夫妻の映画なんですね。そして、佐村河内守に泣かされるとは、全く思っていませんでした。
貞子VS伽椰子(2016,日本):白石晃士監督作。あの『リング』と『呪怨』の名物キャラクターがまさかの激突。ここから白石晃士ワールドにどっぷりはまることにな
VHSがほとんど使われなくなった現在だからこそ、貞子の呪いが妙にリアルに感じられた。
そして、予想していたよりバトルもので、アクションがよかった。めちゃくちゃアガります。
山本美月、玉城ティナっていう美少女コンビは素晴らしかった。白石さんの映画であんなスーパースターたちが…!っていう嬉しさ。
「化け物には化け物をぶつけるんだよ」は名言中の名言。
7月:2本
シャイニング(1980,アメリカ):スタンリー・キューブリック監督。友達に進められたのと、「見逃していた映画」だったので。
幕が上がる(2015,日本):本広克行監督、ももいろクローバーZ主演。高校生の部活として演劇を描いた本作は、ももクロの魅力を存分に引き出していたと思う。最後の内輪受け演出以外はとてもよかった。
8月:6本
シン・ゴジラ(2016,日本):庵野秀明・樋口真嗣監督作。最高だったんじゃないですか。米国との関係を描いた部分は単純に過ぎると思いましたが。2200円も払ってIMAXで見る必要はなかったと少し後悔しましたが、石原さとみを大画面で見れたので良しとしました。ただ、もうちょっとゴジラをかっこよく描いてほしかった気もします。ハリウッド版はその点、最強でしたから。
お!バカんす家族(2015,アメリカ):良質なアメリカのコメディ映画。
アダルトスクール(2003,アメリカ):ウィル・フェレル(アメリカのコメディ俳優)が好きなので。
君の名は。(2016,日本):新海誠さんの他の映画も見てみたくなりました。
クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶジャングル(2000,日本):原恵一監督。集団ケツだけ歩きで逃亡するシーンは壮観でした。ああいう使い方があるかと。改めて見返すと、ストーリーは『地獄の黙示録』(1979,フランシス・フォード・コッポラ)だった(実際に、相手のボスが『地獄の黙示録』のテーマを鼻歌で歌うシーンがあった)。
バッド・テイスト(1987,アメリカ):ピーター・ジャクソン(『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズの監督)の処女作。オランダに来て初めて見た映画で、いろいろ思い出深い。
9月:4本
ノロイ(2005、日本):白石晃士さんの映画としては、ちょっと今とは作りが違いますが、本作もかなり力が入っていて面白かったです。日本のホラー映画としては、個人的にはかなり上位に入ります。
セキ★ララ(2006,日本):『山田孝之の東京都北区赤羽』とか、松江哲明監督が今ではあんなに売れっ子になったなんて。「問題を曖昧にすることで、アイデンティティの不安を回避する人たち」を描いたドキュメンタリーです。
オカルト(2008,日本):白石晃士さんお得意のフェイク・ドキュメンタリー×ホラーです。「地獄だぞ!」っていきなり襲ってくるおじさん、コワすぎ。
ビジターQ(2000,日本):海外では三池崇史が人気ということで、なにかと評判の本作を。三池版「ハートウォーミングな家族の話」でした。
10月:12本
映画 みんな!エスパーだよ!(2015,日本):前半までかなり良かったけど、なんか途中からどうでもよくなってしまうのは、最近の園子温映画ですね。
極道恐怖大劇場 牛頭(2003、日本):「デヴィッド・リンチが任侠ものを獲ったら」という映画です。三池崇史監督。これは怖いというか、とにかくわけわからなくて面白かったです。
トゥルーマン・ショー(1998,日本):社会学入門の授業で紹介されたときに軽く見てはいましたが、初めて通して見ました。ジム・キャリー主演。
クルーレス(1995,アメリカ):主人公の女の子が可愛かった。見終わったあとにはとても前向きな気持になれます。オススメ。
ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期(2016、アイルランド・アメリカ・イギリス・フランス)下に感想を書いています。
戦慄怪奇ファイル コワすぎ!FILE-01 口裂け女捕獲作戦(2012,日本):白石晃士監督の「コワすぎ!」シリーズの一本目。ここから伝説が始まった…!
スクリーム(1996,アメリカ):意外と見てなかった本作。「ドリュー・バリモア主演だ~!」とか喜んで見始めたので、いきなりショックを受けました。本作の世界では、現実にホラー映画が存在しており、主人公たちはそれに馴染み親しんでいます。例えば、登場人物がホラー映画のよくある展開(敵を舐めているやつはすぐ死ぬ、とか)をべらべら話すシーンがあります。そういう意味で、「メタ・ホラー映画」なわけです。ただ、そこをもう一度反転させて、ホラー映画らしい恐怖を生み出していて、それはすごいなと思いました。
戦慄怪奇ファイル コワすぎ!FILE-02 震える幽霊(2012,日本)
変人村(2006,フランス):今年ワーストかな…。くそつまらんかった。
フライトナイト(1985,アメリカ):ヴァンパイアもの。ハロウィンということで、友達と観賞しました。1985年時点ですら使い古されたキャラクターであるヴァンパイアをうまく描いていて、とてもおもしろかったです。これは「メタ・ヴァンパイア映画」ですね。
グラバーズ(2011,イギリス)
カン・ヒューリー(2015,スウェーデン)
11月:3本
ウェディング・シンガー(1998,アメリカ):ドリュー・バリモアとアダム・サンドラーが主演。最高の最高な映画でした。ドラッグ問題などで荒れていたドリュー・バリモアが、本作でカムバックを果たしたという記念すべき一作。その意味でも泣けるし、王道ラブコメではありますが、ストーリーでも泣かされます。ドリューさんのことはやっぱり好きですね。
スノーデン(2016,アメリカ):オリヴァー・ストーンらしい映画でした。ジョセフ・ゴードン=レヴィットくんもやっぱり好きですね。
ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(2016,アメリカ・イギリス):3Dで見た本作は最高に楽しかったです。
12月:10本
トゥモロー・ワールド(2006,アメリカ・イギリス):映画観賞会で見ました。
メジャーリーグ(1989、アメリカ):「金曜ロードショー」かなんかで小5のときに見た以来です。13年ぶりでした。当時から野球が好きでずっと見ていたので、メジャーリーグを描いた本作にはかなり興奮しました。
その後、ダンカン原作・長嶋一茂主演の『ミスター・ルーキー』という阪神タイガースを描いた映画をわくわくしながら見ましたが、全然おもしろくなかったのを覚えています。本物感がないんですね、あっちには。
それに対して本作は、本当に投げてるっぽいし、本当に打ってるっぽいです。出て来る選手たちのガタイもでかいので、それも見ていて楽しいです。ただ、明らかに中年太りしている人もいますが、それはまあご愛嬌で。主演のチャーリー・シーンは悪ガキ役がよく似合いますね。
プレイス・ビヨンド・ザ・バインズ/宿命(2012,アメリカ):『ブルー・バレンタイン』のデレク・シアンフランス監督らしく、映像描写がかなり凝って作り込まれていて、前半のバイクアクションは鮮烈な印象を受けました。
ヒート(1995,アメリカ):アル・パチーノ×ロバート・デ・ニーロの演技合戦。あの銃撃戦はものすごい。二人の会話シーンも素晴らしいです。
ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016,アメリカ):途中からはけっこうよかったです。
戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-03 人喰い河童伝説(2012,日本)
戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-04 真相!トイレの花子さん(2012,日本):「コワすぎ!」シリーズで一番好きです。ドライブ感がたまらない。
戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 劇場版・序章 真説・四谷怪談 お岩の呪い(2013,日本):これはストレートに怖くて、けっこうビビりました。浄霊師がいいキャラしてます。
戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 史上最恐の劇場版(2014,日本):ここまで来ても、やはりめっちゃくちゃ面白い。すごいシリーズです。
戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 最終章(2015,日本):毎回新しいことをやってくるな、という印象です。白石晃士監督、恐るべし。フェイク・ドキュメンタリーの可能性を感じるというか、大袈裟に言うと「映画って自由なんだな」と思わされます。
感想
合計:85本
2016年に見た映画の合計は、85本だったようです。2015年は101本だったようなので、少し減りましたね。
この中で、劇場で見たものは12本でした。その中でベスト5を一応選んでみます。
- クリード チャンプを継ぐ男
- マジカル・ガール
- 貞子VS伽椰子
- ブリッジ・オブ・スパイ
- ザ・ウォーク
次点:シン・ゴジラ
こんな感じになりました。
1位『クリード』
映画館で見ながら、何度かぽろぽろ泣いてしまいました。2回見に行きましたし。『ロッキー』の1は今でも特別な作品ですが、『クリード』はそれを更新してくれたような気がします。
2位『マジカル・ガール』
映画館でショックを受けてしばらく立ち上がれないほど。凄まじい映画です。
3位『貞子VS伽椰子』
上で何度も言及している、『コワすぎ!』シリーズの白石晃士監督。『コワすぎ!』シリーズは全て自宅観賞だったので、映画館で本作を見れたのは素直に嬉しかったですね。貞子と伽椰子以外にも印象的なキャラクターが多いです。安藤政信演じる霊能師とか。あと、主演の山本美月×玉城ティナさんのお二人はすごく良かったですね。とくに山本美月さんが立ち向かっていく姿はかっこよかったです。
めちゃくちゃ面白い映画なので、見てほしいですね。
4位『ブリッジ・オブ・スパイ』
将来的に普及の名作として語られるのではないでしょうか。そういう映画を、映画館でリアルタイムで見れたことは嬉しかったですね。
5位『ザ・ウォーク』
予告編の通り、「世界貿易センタービルにワイヤーを繋いで、それを渡る話」といえばそれまでなんですが。でも、実はこの映画、スパイものなんです。ビルに侵入して作戦を実行するまでが、めちゃくちゃ面白い。仲間を集めていく過程も面白い。無茶な計画を主導する主人公プティは魅力的だから、どんどん仲間が集まってくるんですね。
ジョセフ・ゴードン・レヴィット演じる主人公がかなりマッドです。でも、命知らずのバカげたことを目指していてもその情熱がすごいから、なんか引っ張っていかれるんです。魅力に溢れてる。
ちなみに、過去2年のベスト○○は…
2014年
- 『アクト・オブ・キリング』
- 『劇場版テレクラキャノンボール2013』
- 『ゴーンガール』
- 『ヌイグルマーZ』
- 『GODZILLA』
- 『ダラス・バイヤーズクラブ』
- 『西遊記 はじまりのはじまり』
- 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』
- 『リアリティのダンス』/『ホドロフスキーのDUNE』
- 『猿の惑星 新世紀(ライジング)』
2015年
- マッドマックス 怒りのデス・ロード
- シェフ 三ツ星フードトラック始めました
- イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密
- ジュラシック・ワールド
- チャッピー
こんな感じです。
以上、2016年に見た映画を振り返ってみました。
こんな記事も書いています
いろいろありました。
留学119日目:いろいろあった
更新が滞っていました。なにぶん授業が忙しくて、更新する暇がなかったです。
毎日いろいろありすぎたので、これだけ時間が経つと何から書いていいやら・・・。
「あれも書かないといけない、これも書きたい」とか考えすぎて、更新をしないという悪循環でした。
とりあえず列挙する形で、ざっと振り返ります。
図書館に閉じ込められた
大学の図書館に閉じ込められました。
図書館は夜の12時までなのですが、その時間ぴったりまで作業した後、帰ろうとしたのは12時4分すぎ。
ちょっと過ぎてしまった…と思いながらドアを開けようとするも、開かない。
守衛さんも閉館時間ちょうどに帰ったようで、助けを呼んでも誰も来ない。
急いで友達にSOSを出したら、警察を呼んでくれました。
その警察の方が呼んだ守衛さんが来て、閉じ込められてから1時間ほどで脱出。
本当に申し訳ない…。
でも、もうちょっと見回りするとかもしてほしかったな。
とにかく、この事件以来は早めに帰ることにしています。
プレゼン×3
これまでの授業では、発言することはあっても、一人でプレゼンすることはありせんでした。幸いにも。
ただ、この約2週間くらいで、プレゼンを3本することになりました。
ヘトヘトになりましたが、精神的にはタフになりました。
というか、すべてあんまりうまく行かなかったんですね(主観的には)。
同じコースを受けているオランダ人の女の子はめちゃくちゃプレゼンがうまくて、感動していたのですが、
その彼女にプレゼンのコツを聞くと、「そりゃ、練習してるよ」とあっさり答えられました。そりゃそうですね。
他の学生で、プレゼンのときに緊張しまくるオランダ人の男の子がいて、その方はプレゼン中に深呼吸を3回くらいしてる。手も震えてしまったりしています。
対して僕は、あんまりうまくないプレゼンでも、「とりあえず堂々としよう」と思っています。
あと、言い訳もしなくないので、「Sorry」とか言いたくなっても言いません。
指摘を怖がるよりも、「なんでも言ってください、お願いします。自分のレポートに活かすので!」という姿勢です。
初めは落ち込むことも少しありましたが、本当に意味ないので止めました。
だって、そのために大学院にまで通ってるわけで、というかわざわざオランダにまで留学してきているわけで、自分より優秀な人達にコメントを貰えるなんてラッキーじゃないですか。
正直、プレゼンをする授業の日の朝は、「行きたくない…」とかも思いますが、
拙いプレゼンをした後にコメントを貰っている時は、「来てよかった…!」と感じます。前向きにはなれているので、よしとしています。
スケート
そんなプレゼンをした帰り、市場を歩いていると、寮の友達に遭遇。
「今からスケート行くんだけど、どう?」と聞かれ、「Why not?」と返しました。
この「Why not?」という表現、最近ハマっています。
友達に誘われたときにこれを連呼していると、なぜかめっちゃ笑われます。
いちど、「う~ん、今日は忙しいしな…」とかタメを作っておいて言うと、さらにウケます。
そんなこんなで、急に、アイススケートに行くことになりました。
面白いのが、スケートリンクは、なんと、屋外に設置されているんです。
十分寒いので、氷を維持できるみたいですね。
7ユーロ(840円)を払い、スケートリンクへ。
そこで気づいたのですが、僕、全然滑れないのでした…。
小学生から中学生のころ、毎年スケート遠足がありましたが、かなり下手でした。
それ以来なので、体も大きくなったし、「ひょっとしてうまくなっているのでは」とも思いましたが、実力は変わっていなかったです。
友達にまた笑われながら、でも僕も自分の下手さ加減に自分で笑ってしまってました。
なんやかんやで楽しんで、靴を脱いだ時、驚愕の事実が・・・。
足に水ぶくれができたうえ、それがめくれていたのです。しかもかなりの大きさ。
めちゃくちゃ痛かったですが、スケート場のお姉さんに絆創膏をもらい応急処置。
その後、薬局へ行って、大きな絆創膏を20枚位買ってきました。5ユーロでした。
ローグワン
スケートへ行ったあと、一緒にスケートをしていたイギリス人の友達が「ローグワンを見に行くけど、来る?」と聞くので、また「Why not?」と返して行くことに。
このセリフが定番のネタみたいになっています。ただ、これを言い過ぎて、友達の誘いにほとんど全て乗ることになっています。忙しいです。
『スター・ウォーズ』シリーズの最新作ですが、めちゃくちゃ楽しかったですし、かなりグッときましたね。途中までちょっとしんどかったですが、中盤からかなり盛り上がりました。
たこ焼き・お好み焼き
同じ寮に住んでいるインドネシア人の二人組が、インドネシアに住んでいたときによく日本食を食べていたらしく、特にたこ焼きとお好み焼きが好きだと言われました。
大阪生まれ大阪育ちなので、それは自分の街のソウルフードだと伝えると、目をキラキラさせて「つくって!」と言うので「いいよ!」と即答し作ることに。
こちらに住んでいる日本人の友達にたこ焼き器をお借りして、あとはアジア系のスーパーマーケットで材料を購入。
お好み焼き粉が売っていたので、それでたこ焼きも作ることにしました。
早速、寮のキッチンで作っていると、
やはり珍しいのか、他の友達もどんどん集まってきて、小さなたこ焼きパーティに。
ハンガリーから来た女の子がいて、その子は特に興味を持ったらしく、黙々とたこ焼きをひっくり返していました。
その子はベジタリアンで、いつも豆のスープとかばっかり食べています。自分でも料理が下手だとかよく言っています。
でも、なんかそう言われると何か作ってあげたくなってしまい、お肉抜きのお好み焼きを作ってあげました。
そのお好み焼きに、ハンガリーから持ってきた辛いソースをかけて食べてました。
僕は少しだけたこ焼きとお好み焼きを食べたらお腹いっぱいになったので、ずっと作ってばかりいたのですが、そのハンガリー人の女の子に"You feed us!"と言われ、自分も食べるように促されました。
「feed」って単語、昔習ったときに、「これ、いつ使うんだろう」と思っていたのですが、「ああ、このタイミングか!」と妙に納得してしまいましたね(先日、”I feed you”って言いながらその子にお菓子をあげました)。
まあ、そんなこんながあって、僕は途中からは何も作らずに、座って食べていたのでした。
すると、インドネシア人の二人組がやたらたこ焼きをうまく作れるようになっていて、まんまるとしたたこ焼きを作ってくれました。
生地を途中まで流し込んだあと、ある程度焼けたらまた生地を入れる…っていう、なんとも本格的な焼き方をしていました。
味付けは普通にソースとマヨネーズをかけて食べていたのですが、だんだん飽きてきたので、ポン酢×マヨネーズをやってみました。
それをイタリア人に食べてもらうと、「ジャバニーズソースよりこっちのがうまい」と言われたのが意外でした。味覚ってわからないものですね。
初めはうまく焼けるか心配でしたが、結局、友達の方が作るのがうまくなったりと、なんとも楽しい夜でした。機会があればまたやりたいです。
あと、このパーティ以来、「料理がうまいやつ」と認識されました。けっこう嬉しいですね。
旅行の計画
ナイジェリア人の男友達と、26日に日帰りでドイツのブレーメン、30日からはパリへ1泊4日で行くことになりました。
ブレーメンではクリスマスマーケットへ行きます。
パリへは、夜行バスで行き、朝に到着した31日はディズニーランドへ行きます。なにげに人生初のディズニーランドなので、興奮しています。
たぶんディズニーランドで年越ししたのち、1日はパリ市内で過ごし、その夜の夜行バスでオランダのアムステルダムに帰る予定です。
かなり弾丸ツアーですが、こんな機会そうそうないので楽しんできたいですね。
あとがき
書いていて気づいたのですが、この一ヶ月くらいで寮の友達とはぐっと仲良くなれた気がします。誘いには断らずなるべく顔を出したり、自分から何かやってみたり(たこ焼き)、そうしていけば仲良くなれました。とりあえずよかったです*1
そんな友達も、クリスマスということで、かなりの割合で実家へ帰ってしまいました。寂しくなります。新年には帰ってくるのですが、「~の最後の日だから!」とか言って、キッチンでは誰かしらがビールを飲んでいます。僕も勧められるので、また「Why not?」って言いながらビールを飲んでます。気前のいいマルタ人がいつもタダでビールをくれるので、最近はほとんど自分では買ってないです。
あと、見に行きたい映画がいくつかあって、『La La Land』(『セッション』の監督作で、ライアン・ゴズリングとエマ・ストーン主演)と『Hacksaw Ridge』(メル・ギブソン監督、アンドリュー・ガーフィールド主演)はかならず行きたい。
主演を確認していて気づきましたが、エマ・ストーンとアンドリュー・ガーフィールドという、元カップルたちの映画を見に行きたいことになりますね(どうでもいい情報です)。
19ユーロ払えば映画館が(!)一ヶ月見放題なので、1月はそのプランに加入しようかしら。月に平均一回は見に行ってますが、1回で10ユーロはするので、2回ですぐに元が取れちゃうんですね。同じ映画を2回見たいこともあるので、これは本当に便利というかお得です。
「日本でもやったらいいのに」と思いましたが、日本では映画を見る人はかなりの回数行くけど、行かない人はほとんど行かないと読んだことあるので、一回一回きちんと金取らないと成り立たないのでしょうね。
映画観客はどこにいる?──各種調査から考える(松谷創一郎) - 個人 - Yahoo!ニュース
年に1回以上映画館に足を運ぶ4120万人のなかで、年に1回のみは37%の1524万人、年に2回(半年に1回)は28%の1071万人となる。この両者をライトユーザーとし、さらにこれらに年に一度も行かない8580万人を足すと、1億1175万人となる。つまり、年に4回以上映画館に行くヘビーユーザーは残りの1525万人ということである。
1525万人──それは日本の人口の12%にあたる。さらにその先を見ていくと、年に4回(3ヶ月に1回)行くのは700万人、年に6回(2ヶ月に1回)行くのは371万人、年に12回(月に1回)行くのは206万人、年に12回以上(月に1回以上)行くのは、165万人
らしいです。他国と比較してもかなり少ないようです。
ですが、今年は『ちはやふる』に(たぶん)始まって、『シンゴジラ』、『君の名は。』、『この世界の片隅に』等、邦画が大ヒットしていたので数字は増えてるかもしれません。一部では『High&Low』が大人気でしたし(ハイロー祭りについていけなかったのだけが心残りです)。
今回はこの辺で。
留学103日目:プレゼン、高身長オランダ、Netflixでリスニング
今年の8月末からオランダに留学しています。今回は、最近授業で行ったプレゼン、オランダ人が高身長&英語がうまい理由、Netflixを使ったリスニングの練習について。
History, Culture, Politics of East Asia
タイトルの通り、「東アジアの歴史・文化・政治」という授業を受けている。
その授業では、2人グループで毎回だれかが発表をしなければならない。
テーマはあらかじめ先生によって決められている。
日本・韓国・中国、各国の国内的な政治状況についてそれぞれ発表があったり、各国の間の関係について、より国際政治的な観点からの発表があったりした。
プレゼンの準備
9月から始まった授業も後半なので、今回は「アジアの地域主義と地域統合」がテーマだった。
僕は、ドイツから来た学生と2人でプレゼンすることになった。
彼は同じ寮に住んでいることもあり、授業外でもたまに話す仲だ。寮のキッチンでビールを飲んでいたりすると、たまに、彼も僕のキッチンに来て喋ったりする。
そんな彼とのプレゼンの準備は、初めはなかなか難しかった。
まず、与えられたテーマがざっくりしていて広い。どうするものかと二人で悩んでいて、「ヨーロッパと比較することにしよう」という話になった。
「なぜ、アジアではヨーロッパのような地域統合が進まなかったのか?」という問いを立てて、具体的には「なぜアジアにはNATOがないか」「なぜEUがないか」という問いに分割してお互いに調べることにした。
僕は安全保障的な側面から考えたいと思ったので、「なぜアジアにはNATOのような集団安全保障の組織が作られなかったか」を調べることにした。
文献を集め始めると、どうやら有名な問いのようだった。
ここで思い出したのだが、日本にいるときに大学の授業の課題文献として読んだことがあった。
- Hemmer C and Katzenstein P (2002) Why is there no NATO in Asia? Collective Identity, regionalism, and the origins of multilateralism. International Organization 56(3): 575-607
この論文は面白かったし、納得もできるものだったので使うことにした。
それと、新しいものを反映したほうがいいと思ったので、
- He K and Feng H (2010), ‘Why is there no NATO in Asia?’ revisited: Prospect theory, balance of threat, and US alliance strategies. European Journal of International Relations 18(2): 227-250
この論文も使った。とはいえ、政治心理学を応用したこの論文は論旨がいささか複雑で、論文自体の結論ではなく、先行研究をまとめてくれた部分を参照させてもらった。ちょっとずるい使い方だけど。
こんな感じで前半部分は無難にまとめて、後半は「ASEANの可能性」と題して、アジアに存在する地域機構の簡単な説明をすることにした。
そこでは、
ASEAN Regional Forum (ARF)
ASEAN Defense Menisters Meeting Plus (ADMM+)
East Asia Summit (EAS)
を簡単に紹介した。
「これらの機構とか会議は、問題の解決そのものよりも、議論の場を設定していること自体に価値がある。ヨーロッパと比較して何もないとみなされがちなアジアにおいて、中国や日本という大国と比して小さな国々によって構成されているASEANを媒介としたこれらの制度の存在は面白い」
という無難な結論にしておいた。
プレゼンのパートナーの方がすごい頑張ってくれて、スライドを40枚くらい作ってきていた。ちなみに僕は、本来のプレゼン時間20分から半分にして、自分の持ち時間を10分と設定し、そこから逆算して10枚しか作っていなかった。
彼は、TPPをまず詳しく紹介して、トランプの脱退宣言までを扱っていた。
あとは、中国が主導するAIIB(Asia Infrastructure Investment Bank)を説明し、中国側の代表者のスピーチ動画を流していた。この動画がとても印象的で、代表者の英語がとてもうまく論理的なもので、その場にいた全員が感心していた。
Singapore Forum 2015 Plenary Session 2: The Future of Asian Regionalism
この動画の、<4:35-9:10>だ。本当に印象的なので、リスニングの練習だと思って聞いてみてほしい。
40分位かかり、やっとプレゼンが終了したころ、心からホッとした。
オランダに来てから初めての(内容も評価されるという意味で)本格的なプレゼンだったので、かなり緊張してナーバスになっていたのだ。
先生からもけっこう高く評価され、ひとつ留意点として「安全保障や経済に絞り、ヨーロッパと比較しながら説明してくれたことは良かったけど、もっとIdentityやNormに注目してくれたほうがよかったね。RegionalismやIntegrationの議論だから」と言われた。
確かにその通りだという指摘で、それは今後の課題としていこう。
授業が終わり、プレゼンを一緒にした彼としばし談笑。
「批判がまったくされなかったのは、僕達が初めてじゃないかな?なんにせよ、君はよくやってくれたよ」と褒められ、素直にめちゃくちゃ嬉しかった。足を引っ張るんじゃないかという心配ばかりしていたので、よかったです。
一難去ってまた一難…
プレゼンがひとつうまくいったとはいえ、明後日には新たなプレゼンがひとつ。課題文献を100ページ読んできて、それの内容について批評するというもの。
正直、文献自体が難しい。「どうしたものか…」と困っていたので、先週発表していたオランダ人の女の子に色々と質問して教えてもらった。
彼女はまずは全て読んだ上で、要約をA4一枚にまとめていったそう。その上で、もう一度改めてレジュメを作り、その後にストーリーを考えていったんだとか。発表のときには、レジュメを読んでいる様子は全くなく、とても素晴らしいプレゼンだった。
「どうやればあんなにうまくスムーズに話せるの?」と聞くと、彼女は「練習したよ」と答えたので、そりゃそうかと思った。
「実は他の授業のプレゼンもあって、準備が全く進んでいない」と僕が言うと、「私は一日で準備したよ!頑張ってね!」と励まされた。頑張ろう。
う~ん、果たしてあと1日半くらいでうまく作れる気が全くしないのですが…。今日と明日はあんまり寝れないなあ…。
オランダ人は世界一身長が高く、英語がうまい
最後にちょっとだけ、オランダについて。
オランダ人は、平均身長が世界一らしい。男性で183センチ、女性で170センチだとか。
僕は179センチなので、オランダに来たら平均か少し低いくらいだ。
何より、背の高い女性が多く、僕と同じくらいの人ならそこら中にいる。
理由は、何世代にもわたって乳製品を食しているかららしく、そんな理由かいと少し思った。でも、本当らしいから面白い。
あと、非ネイティブスピーカーの国の中で、もっとも英語がうまいらしい。
それも不思議だったので、オランダ人の友達に聞くと「歌とかテレビとか、映画とか、子供の頃からすべて英語で見てきたよ。いろんな文化を英語で受容するのが当たり前って感じ」と言われた。
Netflixでリスニング練習
僕も、最近(といってもここ1年くらい)はリスニングの練習を兼ねて、英語字幕で映画やドラマを見たりしている。これが結構難しいのは、聞き取れててもよく意味がわからない時があるのだ。
そこで先日編み出したのは、Netflixを二画面で開き、片方は英語字幕、もう片方は日本語字幕で再生するというものだ。
これが効果てきめんで、めちゃくちゃ勉強になることがわかった。
と、いうか、僕の見ているドラマは固有名詞が多くて、そのへんでよく話がついていけないのがわかった。日本語字幕だと、劇中に出てくる映画や漫画の名前はそのまま「あの映画」とかに意訳(適当?)されてるので、その辺りを判断できるのは便利だ。
昔から「字幕無しで映画やドラマを楽しみたい」という目標があるが、これはめちゃくちゃハードルが高い話だと思う。
例えば、分かりやすいラブコメなんかは今でも字幕無しでけっこう分かる。一方で、日本語字幕をつけてもうまく意味がつかめない映画もあったりする。
要は「映画によって違う」という話でしかないわけだが、一応このことを念頭に置いておいたほうが無駄な挫折感を味わわずに済むんじゃないかなと。
以上、今回はプレゼンと、オランダ事情を少し、Netflixでリスニングの練習について書きました。
こんな記事も書いています
そういえば、こちらの友人は193センチでした。高すぎ。
留学100日目:映画観賞会、生活振り返り
今年の8月末からオランダに留学しています。
今回は、前回の記事で書いた「映画グループ」の結果と、これまでの生活の振り返りについて。
映画観賞会
前回の記事で書いた映画グループですが、早速、昨日の金曜日の夜に開かれました。
一応、各自が映画を見てくるという前提ではありましたが、
僕は友達4人と共に観賞。
ビール片手に、ドリトス(お菓子)をトマトソースにつけて食べながら見ました。
今回の課題映画は「トゥモロー・ワールド(原題:Childeren of Men)」
監督は、アルフォンソ・キュアロンで、最近では『ゼロ・グラビティ』が有名ですね。
僕は、2年前のお正月に『ゼロ・グラビティ』を映画館で見ました。
映像や音響が衝撃的だったので、すごく記憶に残っており
今回の『トゥモロー・ワールド』もかなり期待して見始めました。
この映画は「人類が子供を産めなくなった未来」を舞台としたSF映画です。
その中で、主人公は(なぜか)妊娠してしまっている女性と共に政府から逃げていく、というお話です。
この映画の独特なのは、なぜ人類が子供を産めなくなったのか、という設定に説明がつけられていないことです。
また、主人公の仲間である女性はなぜか妊娠しているのですが、その理由も明らかにされません
このように、内容面でもけっこう変わったSF映画でした。
SF映画ではあるのですが、謎が謎のままずっと進行していき、ほとんど何も明かされません。
初めはなんだそれ?と思いながら見ていきますが、次第にロードムービー感が増していき、この映画の見どころである長回しで興味を惹かれていきます。
実のところ、監督はSF設定とかには興味ないんじゃないかと思いました。
『ゼロ・グラビティ』もそうでしたが、自分の演出を活かせる、やってみたい映像描写ができる「容れもの』としてSFの設定を使っているんだろうなあと。
そういう意味で、SFファンにはあんまり響かないんじゃないかなと思います。
ただ、「SF映画は普通に好き」くらいの映画ファンなので、「おおー、この長回しすげー!」とか「爆発すげえ」とかでけっこう盛り上がりました。
友達と感想を話していて、「10点中7点」かなくらいの評価に落ち着きました。
やはり、「どうして謎が明かされないんだ?」と不満な人が多かったですが、
「そういうSFもありなんじゃない」という意見もありました。僕もその意見です。
前回のブログでも触れた”Arrival”が映画館でもうすぐ公開なので、見に行くことになりました。
映画観賞会がきっかけで、いろんな映画の話をするうち、友達の趣味なんかを聞けて楽しかったですね。
次は、「Crime&Gangsta」のカテゴリーから映画を選ぶことになりました。
次回も楽しみですね。
留学100日目
気づけば、オランダに来てから100日が経過していました。
早いような、遅いような…。
初めは何をするにしても余計な時間がかかっていましたが、最近はすっかり生活にも慣れてきて、それなりに充実した日々を送っています。
ただ、レポートを3本書かないといけないのが、とてもしんどい。
それも12月23日まで(クリスマス前)に、それぞれ3500Words 、5000Words、6500Wordsを書かないといけない。
こんなに長いものを、それも複数、英語で書いたことなんか正直ないです。
先が思いやられまくっていますが、先生がとても親切で、僕のことを常に気にかけてくれているのは本当にありがたいですね。
面談なんかも気軽に応じてくれますし、研究計画書に書いた英語の表現自体も優しく訂正してくれます。
今週は、明日・月曜日にグループでのプレゼンテーションが1つあります。
テーマは、「東アジアの地域主義と地域統合」について。約20分から30分くらいです。
同じ発表者の方がやはり親切で、いろいろと二人で話し合いながらサポートしてくれています。
内容はある程度固まっているので、あとはきちんと練習しないといけないという感じです。
そしてもう一つ、木曜日にもプレゼンがあって、こちらはかなりしんどい。
課題文献を約100ページ読んできて、それの内容紹介をレジュメ3枚にまとめて発表するというもの。
先週、オランダ人の友達が発表していたのを聞いて、うますぎて正直びびってしまっています。
その方もとても親切な方なので、思い切ってどうやってレジュメをまとめたのかとか、準備の方法を聞いてみるといいかもしれません。
なんにせよ、周りの方にすごく助けてもらってなんとか勉強も頑張っている、という感じです。
ちょっと決意表明(?)
あと、最近、普段の生活の時間を記録することにしました。
何時に起きて、何時に大学に行って図書館に行って、何時間勉強して…という具合です。
やり始めて気づきましたが、勉強・研究の時間をもっと増やさないといけないということです。
「ライティングできない」とかいう問題よりも、
「そもそもインプットが足らないのでは」ということに気づきました。
恥ずかしい話ではありますが、当たり前のように、もっと時間をかけてしっかりやっていかないと、後で振り返ったときに後悔することになります。
それなりに頑張ってはいるつもりですが、オランダで勉強する機会を活かしきれているかというと、正直、心許ないです。
最近、就活やそれ以後のキャリアをぼんやりと考えたりする中で気持ちを改めたこともあります。というか、以下の記事を読んで、かなり刺激になりました。
「努力が報われやすい語学学習」という話や、「正しく努力する」という話など、とても刺激的かつ勉強になるものでした。
「せっかく大学で勉強しているのだから、シラバスにあるような定番の教科書をしっかり読んで勉強する」と言っていて、それは本当にそうだなと思います。日本で勉強しているときはなるべくそうしていました。
実は、オランダにきて、授業中に国際関係論(IR)の用語がばんばん出て来るのにけっこう戸惑っていました。そこで、オランダでも定番の教科書を2冊買うことにしました。
”Constructivism”とか言われるとまあイメージはできるのですが、「その理論を君の論文に応用したほうがいいよ」なんて言われるとけっこう困ってしまいます。
あと他には、”Liberal-institutionalism”とか出てくると、正直「なんだそれ…」という感じです。まあ、開き直ってWikipediaとか読んだほうがてっとり早いのかもしれませんが。
買った教科書を端から端まで読むことはないかもしれませんが、どうせならしっかりと読み込みたいと思います。
クリスマス休暇とお正月は、旅行に行こうかなとかも考えていましたが、あまり時間がないので、家で勉強して過ごそうかなと思っています。
他の優秀な同級生たちに少しでも追いつきたいというか、自分もディスカッション等に少しでも貢献したいので。
というか、寒くてあんまり外に出たくないというのが正直なところではあります。
以上、(100日という数字それ自体に大きな意味はありませんが)一応これまでの振り返りと新たな決意表明でした。
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人の手助けがないと、本当にどうなっていたことやら…。
留学98日目:ライティング、映画グループ
この写真は、大学のカフェテリア(食堂)でよく食べるランチセットです。
今年の8月後半からオランダに留学しています。
今回は英語のライティングの授業と、寮の友達と映画をみる会について。
英語の授業
正規の授業は週3回あるのだが、それとは別に英語自体の授業も受講している。
それは英語のライティングについての授業で、
アカデミック・ライティングとは何か、どのような構成にするべきかから始まり、
学術的な文章を書くための語彙や、文法などを学んでいる。
オランダに来てから一番不安だったのは、やはり「英語の授業についていけるかどうか」だったので、
この授業を正規の授業の他にとることにしたのが9月半ば。
10月から始まり、約二か月、週2回の授業を受けてきた。
この授業はエクストラコースなので、€330を支払う必要があった。
4万円くらいかかっているので、けっこういい値段です。
それなりに高いので迷ったのですが、これからの役にきっと立つだろうと思い受けることにした。
この授業の最終課題として、1500Wordsのレポートを提出する必要がある。
そこまで多くはないけど、やはりライティングそれ自体を教えている授業なので、基準がけっこう厳しい。
先生とのミーティング
今週月曜日、先生とミーティングをしてきた。
僕が提出した第一稿は1000Wordsくらいしかなく、引用の仕方とかも自信がなかった。
何より、語彙面でもあんまり自信がなくて、ミーティングに臨むまではめちゃくちゃ気が重かった。
朝の11時ごろに先生のオフィスへ行き、ドアをノックすると、
まだ他の学生を指導している途中で、「あ、ソーリーソーリー」と謝り外へ出た。
5分くらいして、「入ってきて」と言われて、どきどきしながら入室。
「怒られるかな…。完成度高くないし…。」と思いながら席へ着いた。
先生は、僕のレポートの間違いを直した画面を見せてくれながら、
先生:「まず、基本的には分かりやすく、構成もけっこううまく書けているよ。そのうえで今からいろいろ指摘していくね」
僕:「え、あんまり自信なかったのですが。文字数もすくないし、未完成なバージョンを提出してしまいました」
先生:「第一稿だからこんなのだよ。今から直していけばいいんだし、磨いていけばよりよくなるよ」
という会話があり、励ましてくれつつ、いろいろ指摘してもらった。
いきなり間違いをズバズバ言われるよりも、
このように一方で褒めつつ、間違いはしっかり指摘するという指導法は
あんまり自信のない僕にとってはかなりありがたかった。
最終版は、来週提出。
よりよく改善して、いいものを提出したいですね。
映画を見る会@寮
寮の友達に、「映画グループ入る?」といきなり聞かれ
映画好きな僕は、二つ返事で「いいね、入る入る!」と答えた。
Facebookに招待され、そのグループに入ってみると
どうやら、みんなで一本の映画を見て感想を言い合う会のようだった。
方式としては、
①各自が映画をオススメする
②各自が見たい映画に投票する(自分の推薦以外のもの)
③金曜日の夜に一緒に見て、その後、感想を言い合う
というものだ。めちゃくちゃ楽しそうだ。
友だちが推薦していた映画は以下の通り。
- Children of Men (『トゥモロー・ワールド』、アルフォンソ・キュアロン、2006年)
- Time(『絶対の愛』、キム・ギドク、2006年)
- Harold and Maude(『ハロルドとモード/少年は虹を渡る』、ハル・アシュビー、1972年)
- Prisoners (『プリズナーズ』、ドゥニ・ヴィルヌーヴ、2013年)
- Pulp Fiction(『パルプフィクション』、クエンティン・タランティーノ、1995年)
驚いたのは、友達が『ハロルドとモード』を勧めていたことだ。
僕の生涯ベスト10に入るくらい好きな映画なのだ。
思わずその友達に話しかけたが、ちょっと失敗した。
友だちはひとりで部屋にいて、携帯を見ているところで
名前を唐突に呼びかけると、めちゃくちゃびっくりしさせてしまった。
申し訳なかった。
「ハロルドとモード、好きすぎて4・5回は見た!」というと、「Nice!」と笑ってた。
あと、『絶対の愛』も見たことないので、いつか見たい。
韓国のキム・ギドク監督の映画で、「ヨーロッパで人気あるんだなあ」とか思ってたら
勧めてるのがキューバ人の友達でこれまた驚いた。
キューバではインテリ層に人気があるらしい。
あと、「小津安二郎は素晴らしいよね」と彼に言われて
「ごめん、クラシックなのは知ってるけど見たことないんだ…」と僕が言うと
「ありえない!見るべきだよ!」とちょっと怒られた。
彼とは、この前にも「禅カルチャーは素晴らしいよね」と言われ
「ごめん、あんま知らないんだ…」と答えて驚かれた。
小津安二郎、「古典として評価が固まっているのは知ってるけど、見たことない(いつか見よう)映画」リストのトップに位置してるけど
なんとなく気が進まないってのが、ここ三年くらい続いてるな。
これを機会に見てみるか。
年始は寒くて家にいる時間が多そうだし。
『プリズナーズ』は公開当時、友達と映画館で見てけっこう面白かった(というか怖くて後味悪かった)。『パルプフィクション』は最高の映画です。
投票の結果
『トゥモロー・ワールド』に決定した。
ちょうど見たことがなかったので、いい機会だ。
同じ監督の『ゼロ・グラビティ』は面白かったので、たぶん気に入りそうだ。
そういえば、映画館で同監督の『Arrival』が上映されていたので、それもみんなに言ってみよう。
【追記】間違ってました。『メッセージ』(原題:Arrival)は、『プリズナーズ』の監督作でした。なんにせよ、これもけっこう気になってる映画の1つではあります。
明日の夜が待ち遠しい。
あと、自分が驚かせてしまった友達が夜ご飯を作ってくれるそうで、それも楽しみ。
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寮の友達は、相変わらずこういうジョークを言いまくっていて、僕もだんだん対応できるようになってきました。
ポルトガル出身の女の子が、ナイジェリア出身の男の子にバナナを投げつけて笑い合っていました。けっこうきついジョークだなと初めは思ったけど、僕も含めてその場にいた人みんなが笑っていました。
【追記】その人だけを笑いものにしたのではなくて、お互いに人種とか民族ネタを言いまくって笑い合ってるんですね。政治家をネタにすることも多くて、ボリス・ジョンソン、トランプ、ベルルスコーニあたりがよくネタにされてます。
留学95日目:友人と再会
オランダに今年の8月末から留学しています。今回は、友人との再会について。
友人と再会
ドイツに留学中の友達が、来年の1月からうちの大学に半年間留学するということで、
彼女の友人とともに、見学というか下見にやってきました。
せっかくなので、一緒に夕食をたべることに。
以前行ったことのあった、ハンバーガーの美味しい店に行きました。
僕は、メキシカン・バーガーを食べました。
メキシカンというので、中には細かく切った野菜とか、タコスの具材ぽいものが入ってましたね。
あと、ナチョスとアボカドソースを絡めたものとかが付いてました。
フライドポテトも付いていました。
そうそう、あとフライドポテトは幅広くヨーロッパでも人気があるのですが、
特に、マヨネーズにつけて食べるのが人気なようです。
初めはケチャップをつけて食べていましたが、なんとなくこちらのマヨネーズは美味しく感じられるので、
最近はすっかりマヨネーズ派になっています。
あと、ビールも2本飲みました。
ひとつは、「トリプル」と呼ばれるアルコール度数の高いもの(8.5%)。
もうひとつは、店員さんにおすすめを聞いて頼んだもの。
オランダでは、オランダで作られたビールはもちろん、
ベルギーとドイツが近いので、各国のビールがかなりいろいろ飲めます。
僕自身、ビールは大好きなのですが、そこまでこだわりはないので
毎回、「おすすめはありますか?」と聞いて、店員さんに言われたものを頼んでいます。
最近のお気に入りは、「IPA」と呼ばれるビールですね。
フルーティというか、口当たりがとてもいいです。
甘いかというと必ずしもそうでもなくて、苦いものもけっこうあります。
とにかく、「味が強い」ビールなので、好みは分かれるかもしれませんが。
ヨーロッパで一番大きい(?)バーへ
ハンバーガーを食べ終えたのち、ヨーロッパで一番大きいと言われているバーへ行きました。
本当にそうなのかはわからないですが、たしかに相当大きかったです。
外見からいくと、3軒の大きなバーが並んでいるように見えますが、
中に入ると、実は3軒ともつながっていて、めちゃくちゃ広いんですね。
そこでは、ビールとカプチーノ(オランダで人気)を飲みました。
そのあと、僕は映画『ファンタスティック・ビースト』を見るために友人たちとは別れました。
街の事は(たぶん)けっこう気に入ってくれたようでよかったです。
何にしても、楽しい夜でした。
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自己紹介と、オランダ留学までの手続き等について