オランダ留学記とその後

2017年9月まで、オランダのグローニンゲン大学(RUG)へ留学していました。

オランダへ留学します

「オランダ留学を検討されている方へ」

(2017年2月10日付追記)

留学の具体的な手続きなどは各個人でかなり異なると思うので、このブログではそれらについてはあまり詳しく書いてないです。(それでも、『留学準備』カテゴリーの記事は多少は参考になると思います)

それよりも、「オランダでの留学生活はどのようなものか?」というテーマについて記事を書いています。カテゴリー欄から、『オランダ』や『オランダ留学』を選んでもらえば、それらの記事を一斉に見ることができます。ぜひお試しください。

「オランダ留学」について興味を持っておられる方が検索してくれているようなので、追記として、アクセスの多かった記事本体にブログ案内を書いてみました。

以下、自己紹介とオランダでの部屋探しについて書いています。

 

自己紹介

kanhuniと申します。

2016年9月から翌年6月まで、オランダのグローニンゲン大学(University of Groningen)へ留学します。「グローニンゲン」と呼んでいますが、「フローニンゲン」と読むほうが実際の発音に近いようですね。留学中に感じた事や学んだこと、失敗したこと成功したこと、嬉しかったこと悲しかったこと等、備忘録代わりに書いていきます。

というのも、むかし授業を受けていた先生が「留学するなら日記をつけたほうがいいぞ。意外と忘れてしまうから」と言っていたのが耳に残っており、「留学をするなら日記をつけよう」と密かに心に決めていました。

今回、運よくグローニンゲン大学へ留学できることになり、それならばと日記をつけることにしました。2年ほど前から映画のことをだらだら書くブログはやっていましたが、テーマを決めた期間限定のブログも楽しそうなので、試しにやってみたいと思います。いざ大学が始まると頻繁に更新することは難しそうですが、気長に見てくだされば。約10か月間の留学なので、週1回くらい更新するとして、40~50記事くらい書ければ上出来ではないでしょうか。月に3~5記事くらい書く、というなんとなくの目標を掲げておきます。一応。

 

現在(8月半ば)は留学準備に追われております。準備はある程度進んではきたので、もう一息です。そんななか、留学準備のプロセスを記録しておくことは誰かの役に立つだろうと思い立ちました。「オランダ留学記」の類は検索するといくつかヒットしましたが、「アメリカ留学記」等には数としては到底及ばないでしょう。僕も日本語で情報を検索しようとしても、全くと言っていいほど求めていたものは探せませんでした。日本語ではあまりない情報ですから、記録しておくのも意味があるでしょう。

 

ということで、以下、約2週間前に他のブログに書いた留学準備の記事を一部転載しておきます。

部屋探しと滞在許可

オランダに今秋から留学する。いまは寮を探しているのだが、これがなかなか悩ましい。初めは大学が提供する寮を利用できると考えていたが、問い合わせたころには満員であるとのことだった。そもそも派遣決定が遅かったので住居探しは二の次であったので、探し始めるのがかなりおそかった。

そこで、今はオランダの住居探しサイトに登録して探している。それは学生等が自由に自分の住居を載せることのできるサイトで、「シェアハウスしてるんだけど、あと1人住めるのでどうですか?」みたいな情報が所狭しと並んでいる。閲覧したりメッセージを送るにはお金が必要で、2週間の登録で€21かかる。3000円くらいなのでそれなりに高く、その分信頼のおけるサイトというわけだ。

https://kamernet.nl/huren/kamers-groningen

↑ オランダ語のサイトなので、Google翻訳で英語に直してから読んでいます。

 

このサイトで探しているのだが、オランダ人の友達のアドバイスを受け、気になる物件があればとにかくメッセージを送っている。早く返信してくれる場合もある。しかし、住居が埋まっていても掲載を続けている場合もあり、「ごめんもう埋まった」と返信してくれる場合はいいほうで、放置されることも多いんだとか。だから「とにかくメッセージを送れ」とアドバイスをいただき、40件ほど適当にメッセージを送ってみた。

そのうち3件返ってきたが、どれも無理とのことであった。返してくれるだけましで、ありがたいなと思った。一つ面白かったのは、「フラタニティに属していないと入れないのよ」と言われたことだ。フラタニティってどういえばよいのか…サークルなのか? 僕も、映画『ソーシャルネットワーク』のイメージしかないので恐縮ですが、あんな雰囲気だと思う。実在するのだな、となぜか感慨深かった。

まずは気長に返信を待つしかない状況だが、そんなに時間がない。なんせあと1か月である。しょうがないから、民間会社のサイトものぞいてみた。民間のものは「家具なし」物件が多く、ベッドから何からすべて自分で揃える必要があるから面倒だ。

オランダの物件は日本のそれより整備されていないこともあり、壁や床が剥げていたり、自分で張りなおしたりしないといけないこともあるらしい。それはさすがに嫌だな。かといって「家具付き」は高くて珍しいようなので、しょうがないから家具なし物件も探さないといけない。ちなみに、先に書いたサイトでは「家具付き」を探している。

留学準備、しかも住居探しという序盤でいきなり面倒なことになっているわけです。滞在許可の話はさらに面倒で、平たく言うと、移民が勝手に入ってこれないようにオランダは入国管理が厳しい。いくら留学生でもけっこう煩雑な手続きが要求され、それがかなり面倒です。留学する人ってみんなこんなことクリアしてるのか、と思うと頭がクラクラしてきます。ただ、向こうの大学の人との英語メールでのやり取り、こっちの大学の人との日本語メールや電話でのやりとりなどを重ねるうち、事務仕事というか、何かしらの技術?能力?は少しだけ上がっているかもしれない。これも経験のうち、と割り切ってテキパキとやるしかないです。

結果

結果からいうと、昨日、SSHで住居を探すことができました。とりあえず一安心です。SSHとはオランダのNPOで、オランダにある大学周辺の住居を管理している団体です。広く利用されているようですが、その分、早く埋まってしまう場合も多いようです。毎日チェックしていたところ、運よく空きを見つけることができました。

https://www.sshxl.nl/en/about-ssh

19平米(12帖くらい)で、大学から自転車で約10分くらいの好立地の物件を借りることができました。あとは滞在許可なのですが、これも今週中に済ませそうです。

 

読んでくださった方には、「そもそも、なぜオランダに留学するのか」という疑問があると思うのですが、「その点については実はきちんとした理由がない」というのが正直なところです。はっきり言うと、「大学のプログラムに参加した」「それがたまたまオランダの大学だった」以上でも以下でもないのです。

ですから、ある意味、留学中に「オランダへ留学してきた意味」を考えていくことになります。「なぜ、オランダに?」って、そんなものは生活を送っていくうちにわんさか湧いてきそうなものなので、行く前にはあまり考えません。生活を送っていくうちに「来てよかったな」と感じたことの記録としてもブログを活用できればいいと考えております。

それでは、よろしくお願いいたします。

 

<追記1. >

それにしても、『シン・ゴジラ』は面白かったですね。日本にいるうちに見ることができてよかったです。感想はいろいろありますが…。とにかく一度目の感想としては「テンポがよくて気持ちいい」ということで、それは上に挙げた『ソーシャルネットワーク』を見たときの感想と同じです。「この量のセリフを通常の速度で喋ると3時間の映画になってしまうところを、なんと2時間に収めました」って最高じゃないですか。早く2度目を見に行きたいですね。

それと、日本では未公開の映画を向こうでは映画館で見れることになったり、日本より一足先に見れたりすると思うので、映画の紹介とか感想もたまにしたいですね。なかなか時間がとれるかはわかりませんが、ひとつ野望としては「海外の映画祭に行くこと」を掲げておきます。ヨーロッパではフランスのカンヌ映画祭が有名ですが、そのほかにも小さな映画祭は数多くあると思うので、少なくともオランダの映画祭には参加したいですね。休暇中に被ればぜひ行きたいです。