レーガン大統領図書館で史料調査
アメリカ、カリフォルニアから少し離れたシミバレーにあるレーガン大統領図書館。史料調査にやってきた。
少し暑いが風通りは良く、なかなか過ごしやすいところだ。日陰に入ってしまえば十分涼しい。昼過ぎに三十度を超えることはあるが、乾燥しているので悪くはない。
昔、西部劇が撮影されていた場所だという。それくらい、山は荒れ果てていて、乾燥しまくっている。ほとんど雨は降らない。そんな場所に大統領図書館はある。
カリフォルニアの州知事でもあったレーガンは、いくつかの候補地からシミバレーを選んだ。そして、なんとも豪勢な大統領図書館を作った。博物館も併設されており、これまた豪華な作り。エアフォースワンの実物展示は圧巻である。
そんな彼の、第1期目の東アジア政策について調査しようと思いやってきた。しかし、閲覧できない文書が多い。機密文書扱いになっているのだ。これには脱力した。わざわざこんな片田舎にまでやってきたのだから見せてくれよ、と思う。どうにかしてほしい、と思うがまあどうにもならない。請求かけれるみたいだけど、いつになるか全く分からないし。
とにかく、2週間ここで調査をしている。いまは図書館に来るのは4日目ですっかり慣れてしまい、最初のワクワクは一切ない。なんなら少し飽きてしまった。史料の全体像を把握できたので、何があるかないか分かったのだ。そして、自分が求めていたような文書はほとんどないことも把握してしまった。うーん、軌道修正が必要だなと思うけど、それもやはり史料に基づかないといけないので、今日も今日とてゴリゴリ史料を漁っては写真に撮るしかない。